【2019-20シーズン終了後インタビュー】北原 勉監督
2019-20シーズンが終了し、各選手に2019-20シーズンを振り返るシーズン終了後インタビューを掲載してきましたが、実は選手だけではなく監督にもインタビューを実施!!
このシーズン終了後インタビューで本当に最後となります!ぜひ、ご覧ください♪
―あらためて、今シーズン振り返りどのようなシーズンでしたか?
いろんなドラマがあったシーズンだったなぁと。
連敗も連勝も経験、そしてアランマーレより上位4チームには負け越しはしたものの、全チームに勝ち星を挙げることができた、しかし、最下位のチームには負け越し。本当に色々なことが起こったシーズンだと思いました。また、今季は2位から5位までが接戦となり、入れ替え戦にどのチームがいけるか最後まで分からなかった。つまり、選手たちにとってはある意味自信にもつながったと思います。
今までのリーグでは上位チームに勝利することができず、2位入賞といってもイメージがわかなかったのが本音だった。しかし、アランマーレとして3レグからの挽回でどのチームにも勝てることが実証されたし、「たら」「れば」は勝負の世界にはないが、あの試合で先に1点取っていたら…、あの試合にさえ勝っていれば…、と実際に2位に入れたかも…と思える事ができたのは選手たちにとって創部初の大きな経験だったかもしれないと考えます。
―毎年恒例の質問となってしまいますが、今シーズンのチーム目標「人の和と輪で勝 Fun & 2nd.Family」の達成度はどのくらいでしょうか?
この目標は1年で達成できるものではないと思っていました。今後ずっと持ち続けなくていけないスローガンでもあり、課題でもあると考えます。
しかし、今シーズンのみで考えたら6割くらいの達成度ではないでしょうか。シーズン直前の大事な時期にもボール練習を削りグループワーク等を開催したことによって、達成度は少しずつ上がったと思うし、3レグという大事な「後半戦」で6勝1敗という成績に多大なる貢献があったと考えます。
今後もこのスローガンは人としても持ち続けたいです。
―今シーズンの成長点と課題点を教えてください。
アランマーレの代名詞でもある、サーブからのトータルディフェンスがついに1位のチームにも通用し、3レグの試合では自チームより相手のスパイク決定率を落とすことができました。これは何よりも大きい一番の成長点。
課題としては、どのチームにもこのトータルディフェンスを通用させることにあります。つまり、チームによっての得意不得意を無くすことです。
―21試合中、特に印象に残った試合はどの試合でしょうか?
3レグでの群馬銀行グリーンウイングスとの一戦ではないでしょうか。
この群馬銀行グリーンウイングスは小職が生まれる前から多くの勝利を経験してきた歴史があるチーム、しかし、Vリーグに参戦してからと考えれば一緒にスタートしたも同然、共に切磋琢磨、成長し、互いに強くなってきたチーム。だからこそ負けたくなという気持ちも強かったし、私的なことを言えば、『あの監督には絶対負けたくない!!』とも思っていました。(笑)(元私の上司、師弟関係にあります。)
少し真面目に話せば、師匠への最高の恩返しは師のチームに勝つこと、と私は考えるからです。ま、まだまだこれからですけどね…!!!
―最後にファンの皆さんにメッセージをお願いします!
今シーズン、ホームゲームでは5勝1敗とほぼ負けなし。これは本当に皆様の応援のおかげです。それ以外のなにものでもありません。
正直、他会場で負けてしまった時、早く山形に帰りホームゲームの試合で皆様の力を借りたいと思っていた自分がいました・・・。心から感謝申し上げます。
今後も皆様と一緒に成長していきたいです。これからもよろしくお願いいたします。